【学習ログ】MIT OCWのSingle Value Calculusを修了しました

ocw.mit.edu

8月頭くらいから受講していた講義を完了しました。 モチベーションや内容の感想、次にやること等を書いていきます。

ちなみにOCWはOpen Course Wareの略で、大学が講義映像や課題を公開する場所のことです。 日本でも東大や東工大などいろんな大学がOCWを持っていて色々な講座が公開されていますが、もともとはMITが一番初めにこの取り組みを始めたらしく、通常の講義だけでなくOCWで学ぶように編集されたコースが用意されていたり、実際の試験問題やテキストが公開されていたりすごい量のコンテンツが蓄積されています。

また、チュートリアルでは設立の背景、思いや使い方などが説明されているのでもしサイトを利用する際にはご一読するのをおすすめします。

Get Started with OCW | MIT OpenCourseWare | Free Online Course Materials

個人的にこの辺の文言が好きでした。

There's no signup, no enrollment, and no start or end dates. The entire OCW collection is always here for you. Freely browse and use it at your own pace.

取り組み始めた背景

まず大前提として自分は高校時代そこそこ勉強頑張って大学時代めちゃくちゃ研鑽をさぼった人間です。なので数学などはほぼ高校時点での知識で止まっています。 現在の仕事では数学わかってなくても困る場面はあまりないのですが、ふと、そういう数学とかそういう難しいことを理解せずにできる仕事 = 誰にでもできる仕事 なので今後駆逐されそうだなと危機感を抱きました。

難しいことって数学以外にもあるよね?という話にもなるのですが、自分としてはデータサイエンス系のキャリアを歩んでいきたいと思っているので、MLPシリーズやPRMLを読解したり論文を読んだり、今後その道でキャリアを積んで行くには数学は必須だと思いました。

なぜ今のタイミングか?というと、今まで数学重要と思いつつも応用的なものの方が具体的でわかりやすい(イメージしやすい)ので、数学やらなきゃなーと思いつつも、オライリー機械学習系の本を読んだりとかなんとなく数学そのものからは逃げてきました。 しかし、ふと今やらなかったら、この先ずっと数学やらなきゃなーと頭のどこかで考え続けるだろうなと思い、であればなるべく早く取り組み始めるのが良いだろうと思い、すぐに取り組み始めることにしました。

なぜ書籍などではなくMIT OCWなのか?というと、海外の先端企業に就職するような人が学んだソースと同じソースで学びたいというのが大きかったです。かつ無料で授業中の演習や試験問題、回答解説まで揃っていると探していくと、MIT OCW以外無い気がしました。

内容の感想

Single Value Calculusの内容は理系であれば日本の高校3年生でやる微積と重複する部分が80%, 残り20%がそれより少し進んだ内容といった感じでした。 講義もわかりやすく、更にResitationという講義で重要なポイントを例題交えて解説してくれる動画、演習問題+解説付きで綺麗にSection分けされていて、無料とは思えないクオリティでした。ただ、MITでは1semester(4ヶ月くらい?)かけてやる内容みたいなので、分量はかなりありました。

次に何をやるのか?

体系的に学ぶためMITの応用数学科の学部カリキュラムに沿って進めていこうと考えていて、次はMulti Value Calculusを進めていきます。

Mathematics (Course 18) < MIT

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