【論文メモ】Factorization Machine

モチベーション

仕事でレコメンドの機能開発をすることになったので読みました。

読んだ論文

Factorization Machines

著者/所属

Steffen Rendle
Department of Reasoning for Intelligence, The Institute of Scientific and Industrial Research, Osaka University, Japan

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どんなもの?

Matrix Factorizationの手法を交互作用項のパラメータ推定に応用したもの

先行研究と比べてどこがすごい?

  • SVMでは学習できないスパースなデータに対しても十分な精度を保ち学習することができる
  • 協調フィルタリング、Matrix Factorizationなどのレコメンド手法のように特別な形のデータを用意しなくてもレコメンドへ応用できる

技術や手法のキモはどこ?

交互作用項の重みを独立と仮定せずに、行列値分解を応用することでスパースなデータに対しても重みを学習できるようにした点

どうやって有効だと検証した?

  • 計算時間が線型増加であることの数式展開による検証
  • SVM, MFとの数式比較による拡張性の検証
  • SVMとのスパースなデータにおけるデータへの誤差の比較

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議論はある?

  • 協調フィルタリングやMFとは異なり、通常の形のデータでレコメンドへ応用できるのは魅力(属性情報等も含められる)
  • 計算量はデータ量、特徴数に線型増加ではあるものの、user, itemの1インタラクションが1行となるのでデータは大きくなりがちな気がする

次に読むべき論文は?

ちょっとまだわからない